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2021年受講者インタビュー

関西電力株式会社
経営企画室 イノベーションラボ イノベーション推進グループ
北野谷 征吾(きたのや せいご)さん

技術提供機関(研究機関名):大阪府立大学 工学研究科

チーム名:nano coat(Aチーム)

T-CEPへ参加するきっかけと、参加に至った動機はなんですか?

新規事業創出を支援する組織に属しており、T-CEPへの参加は上司からの紹介がきっかけでした。 これまで社内の起業チャレンジ(新規事業提案制度)に参加した経験はありましたし、事業を創るという機会には積極的に参加しようと考えていました。
また、これまでの取り組みは社内メンバーだけでしたが、T-CEPは社外の方と事業プロデューサーを目指して事業検討が出来ることに魅力を感じ参加させて頂きました。

参加した結果、得たものは何ですか?

事業立ち上げの難しさや、超えるべきハードル、その時のコツ(特にヒアリングを通じて価値を磨いていくプロセス)など、現在の職場(新規事業創出支援)へダイレクトに反映できる学びを得ることができました。
また、社外(他業界の大手企業や大学関係者など)バックグラウンドの異なる方とのディスカッションから自身の考え方が偏っている/狭いところもあったと認識するきっかけとなりました。

T-CEPで得たものを、今後どの様な場面で活かしていきたいですか?

「技術起点での事業創出」という考え方は、これまでになかった視点でした。 弊社ではこれまで以上に事業創出に力を入れており、今回のプロジェクトで得た検討手法・視点・人との繋がりを活用し自分自身や社内での事業創出や支援を行いたいと思います。
また、弊社ではベンチャー出資にも力を入れており、研究開発型・大学発ベンチャーとの共同という視点でも得られるものは多かったと感じました。

今後、同様のプロジェクト(T-CEP)へ参加される方へのメッセージをお願いします

短期間のプログラムで社外の方と協同で事業検討が出来たことは、これまでにない経験であったと感じています。私自身、今後も出来るだけT-CEPに関われる時間を持つことで自身のマインドセット・スキルの継続的な向上に活用させていただきたいと考えています。
また、新たな人脈・事業立ち上げのスキルを学べることはもちろん有益ですが、それ以上に「0→1」の事業検討をされたい方には、特におすすめだと思います。

清水建設株式会社
関西支店 開発営業部・夢洲プロジェクト室
筒井 奈穂(つつい なほ)さん

技術提供機関(研究機関名):関西大学システム理工学部光情報システム研究室

チーム名:Hololy(Bチーム)

T-CEPへ参加するきっかけと、参加に至った動機はなんですか?

開発営業部と夢洲プロジェクト室に所属しており、まちづくり再開発事業や、2025年大阪・関西万博関連の業務を担当しています。 T-CEPへは、主催されている「うめきた2期みどりとイノベーションの融合拠点形成推進協議会」からお声がけ頂き、昨年度から会社として参加させていただいております。
個人的には、普段の業務では学ぶことの出来ない新たな知識を習得できる絶好の機会だと考え参加を決意いたしました。

参加した結果、得たものは何ですか?

技術起点で新規事業を一から立ち上げる際のプロセスにおいて、①深い技術理解 ②顧客ニーズの把握 ③仮説の検証 が重要であると学びました。どのように技術を転用するかについては、目の前の技術を深く理解しないと良いアイデアは出ませんし、事業として成立するアイデアを生み出す為には顧客のニーズを正確に把握する必要があります。その上で仮説の検証を繰返すことで事業構想の精度を高めていくことが出来ると実感しました。

T-CEPで得たものを、今後どの様な場面で活かしていきたいですか?

学んだプロセスは、新規事業だけでなく現在の業務にも活かせると感じています。市場環境や自社の強み弱みを深く知っていないと、お客様に対して価値のある、かつ独自の提案は出来ませんし、弊社を選んで頂く為にはお客様が何を求めているのかを正確に把握しないと、受け入れられる提案にはなりません。
T-CEPで学んだことは、お客様や関係各所にたいして「ヒアリング」をおこなうことで、提案の価値・精度を高めていくことで活かしていきたいと思います。

今後、同様のプロジェクト(T-CEP)へ参加される方へのメッセージをお願いします

一流の講師陣のもとで事業開発の過程を実践的に学ぶことができる点で非常に有意義なプログラムであると思います。技術理解や事業開発の経験がなくとも、活動を通じて理解を深め、視野を広げることができます。
また何より業界や業種が違う仲間と知り合い視野を広げる事が出来るチャンスです。何か新しい事にチャレンジしたい、人脈形成をしたいと考えている人は是非積極的に参加してみて下さい。

ロート製薬株式会社
戦略デザイン本部 Chief Designer
志賀 紀昭(しが のりあき)さん

技術提供機関(研究機関名):大阪大学産業科学研究所/山田研究室

チーム名:(Cチーム)

T-CEPへ参加するきっかけと、参加に至った動機はなんですか?

きっかけは、社内でのプログラム案内(研修メニューとしての公募)でした。 社内で「明日ニハ」という社内ベンチャー支援制度や、複数の事業アクセラレーションに携わる中で、自身も事業と向き合う機会を通じて異質なインプットを得たかった、また異業種・異人との交流を目的に参加を志望しました。 また、T-CEPのHPを見たところ「個人」でも応募ができたため、(業務としてではなく)自ら応募し、選考を受ける形で受講させていただくことになりました。

参加した結果、得たものは何ですか?

「とにかく動く、動く中で見つかる」という点だと感じています。 初期仮説の段階で、様々な企業・団体・個人に対してインタビューを仕掛けていくのですが、事業の方向性は明確でなく、それぞれが走りながら考え、共有し、議論する辛さと面白さ、さらに普段はコンタクトしない方との議論はとても刺激的で、日々情報が更新されカタチになっていくのを目の当たりにしました。
結果として、自社でも大切にしている考え方ですが「生のコンタクト情報」こそが、事業を作る上での「武器」であり「熱量の源泉」になることをあらためて実感しました。

T-CEPで得たものを、今後どの様な場面で活かしていきたいですか?

T-CEP受講中から、社内ベンチャー(支援対象)との伴走に活用を始めております。まずは「とにかく動きましょう」!です笑
その上で、どう考え、日々の議論の中で何を更新し、形にしていくのか。
T-CEPの考え方を導入するだけで、目の前の支援対象の行動がどんどん変わっていきました。

業務としての支援はもちろん、いずれは自身でも事業を立ち上げたいと考えているので、今回得た「学び」と「人脈」を最大限活用して自らの事業を成功に導いていきたいと考えています!

今後、同様のプロジェクト(T-CEP)へ参加される方へのメッセージをお願いします

実践型のプログラムなので、現状どのようなジャンルの産業・職種の方でも大いに楽しめ、意義あるものだと考えます。
無論、年齢や社歴も問われません。チームで取り組む点もサポーティブです(それぞれの得意分野を活かせば良い)。 逆に、事業立ち上げのための一般論やフレームワークの使い方を座学できっちり学びたい…という目的の方にはマッチしないと思います。
是非、T-CEPでの「異質」なプログラムや出会いを味わってみてください。

神戸大学 法学部(4回生)
右近 宣人(うこん のりひと)さん

技術提供機関(研究機関名):大阪市立大学工学研究科インキュベーター

チーム名:Rivière(リビエール)(Dチーム)

T-CEPへ参加するきっかけと、参加に至った動機はなんですか?

私は大学生として「現在学んでいることや研究対象は、社会にどのように役立つのだろうか?」という疑問がありました。
またいつかは大きな事業を作って社会に貢献をしたいとも考えていました。
残り少ない学生生活、さらにコロナでさまざまな方との交流機会も少なく、何かないかと探しているところに、テクノロジーをビジネスにするプログラム「T-CEP」を友人から紹介していただき、応募させていただきました。

参加した結果、得たものは何ですか?

イノベーションと聞くと、「あるテクノロジーによって、短時間のうちに全世界が一気に変化する」GAFAのような企業を思い浮かべます。しかし、T-CEPを通して学んだのは、「事業開発には粘り強さがいること」・「自分の頭で仮説を考え、それを事実で裏付けをとる」こと。いきなり、正解や完璧な製品ができることはありません。不完全であることを前提として、それからどのように正解を創っていくのかを考えるようになりました。

T-CEPで得たものを、今後どの様な場面で活かしていきたいですか?

T-CEPは、テクノロジーベースでの事業開発がテーマになっていますが、このプログラムを通して身につけた能力は、「ビジネスの本質」であり、あらゆる業務に活用できると考えています。
例えば、営業においては「お客様は何を考えているか?」、開発では「将来に向かって世の中はどう変わるのか、結果何が求められるのか?」などの仮説を立て、本当にそうかをヒアリングを通じて実証していく、「事実に対する手触り感」を大切にするようにしていきたいです。

今後、同様のプロジェクト(T-CEP)へ参加される方へのメッセージをお願いします

テクノロジーベースの事業開発と聞くと難しいように感じてしまうかもしれませんが、事業開発者の方はもちろん、そうでは無い方や、私の様な学生(企業や社会で何か大きなことを成し遂げたいと考えている人)もぜひ参加してみてください。
参加者の皆さんは、私を学生扱いすることなどはなく、チームでリーダーシップを発揮できる機会まで提供いただきました。様々な企業の人達と共に学び、共に成長できる環境が整っています。

株式会社セルム 関西支社
関 健吾(せき けんご)さん

技術提供機関(研究機関名):大阪府立高校専門学校 土井研究室

チーム名:くるぼ(Eチーム)

T-CEPへ参加するきっかけと、参加に至った動機はなんですか?

私は大手企業の人財育成・組織開発に関するプロジェクト企画・実行支援に携わる仕事をしております。その中で、包括的な全社施策の企画・推進だけではなく、産業・実業を創造するという点で、研究開発・技術開発部門へ、より最適な施策を立案していきたい、という想いを強く抱くようになってきました。
きっかけは所属長からの案内でしたが、今回のT-CEPの場を通じて「技術者や彼らを取り巻く環境」、「技術起点による事業開発プロセス理解したい」という想いで参加を決意しました。

参加した結果、得たものは何ですか?

1番の学びは、「技術・ニーズのいずれか一方ではなく、両方にこだわり続けることが重要」でした。 我々は、ニーズをインタビューしていく中で、当初の要素技術とは異なる形で、企画を進めていた時期がありました。
一方で、そのニーズは”世の中に確かにある”ことを、技術開発者を含めたチーム内で徐々に合意されていき、最終的には、要素技術の本来の強みにアレンジを加えることで、最終案を立案することが出来ました。世の中の解決するべき課題と、技術へのこだわりが繋がったような感覚でした。

T-CEPで得たものを、今後どの様な場面で活かしていきたいですか?

参加目的としていた事柄について、T-CEPを通じて多少なりと肌感を持つことができたこともあり、今後の将来展望としては、「更に現場のことを理解しながら、日本企業が、技術開発を起点として、世の中の課題を解決できるように、人財課題や組織風土の面からサポートができるパートナー」に近付いていきたいと考えております。
日本、そして関西、大阪という地域が、世界に誇れるイノベーション・プラットフォームになれるよう取り組んでいきます。

今後、同様のプロジェクト(T-CEP)へ参加される方へのメッセージをお願いします

関東出身ということもあり、関西という土地では「何か仕事以外を熱くやり遂げる・経験を共にできる」仲間が少なく、今回のT-CEPを通じて受講者チームはもちろん、メンター・アドバイザー・講師陣との切磋琢磨は、非常に有意義な時間を過ごすことができました。

イノベーションも人と人との新結合から、生まれるものも多分にあるものだと感じることが出来ました。 是非、新たな仲間づくりの視点でも参加してみてください!

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